ブログランキング

このブログを始める以前から、知り合いがブログを始めており、なかなか面白いと思っていたので、その知り合いに刺激される形で、このブログを始めた。

ブログを続ける目的は、個人的なうっぷんのはけ口であるということとともに、まあ少しでも僕の記事を他の人にも読んでもらって、考えてもらいたいということである。

そして、その知り合いがブログランキングなるものに登録していたので、果たして自分のブログはどの程度の人が見てくれるものかと思い、僕もブログランキングに登録した。

僕の場合、ブログを続ける理由は、上に書いた通りで、ブログランキングの上位に行きたいということではない。しかし、自分の意見を記事にするも、誰も読んでくれないというのでは悲し過ぎるので、ある程度のランクに位置したいと思うのである。

ところが、このブログランキングなるもの、一体どこまで信頼性があるのか、最近疑問に思っている。そもそも、集計の仕方や、集計数が時間によってかなり変わり、また、記事を更新しないでいたら、当然ランキングは下がるのであるが、しかし、更新しなくても、やけに上位にランキングされていることもあるのである。

そして、例えば、上位10位くらいにランキングされているブログは、ずっとその位置を変えずに上位にランキングされている。さぞかし面白いブログなんだとうと思って訪ねてみると、内容もなければ、文章力もない、面白くもなければ、可笑しくもない・・・というブログが多いのにびっくりするのである。
なんだか、宣伝ばかりというのか、宣伝のためのリンクがやたら多く、ただただブログランキング上位に食い込んでいたいという目的しかないんじゃないかというブログが、意外にも上位に多いのである。

これは何を意味するのかと考えてみたが、結局、2極化しているということなのかも知れない。つまり、本当にためになるというか有用な情報を発しているブログと、ブログタイトルなどで、ただアクセス数を増やすことだけやっているブログとがあって、有用な情報を発している、あるいは、読んで面白い時間を過ごせるなど、少なくともアクセスして「なかなか面白かった」と思えるブログと、「なんだ、これ」というブログとが混在してランキング上位に位置しているのである。

前者のブログにおいては、当然だろうと思えるのであるが、後者のように、内容がなく、アクセス数だけを目的にしているブログが上位に位置するということは、ネットをやっている人の教養や、見聞の程度が低く、ブログタイトルに誘われてただ、アクセスしたみた・・・しかし、そこから得るものはない・・・が、そのことになんら疑問も感じない・・・という状況なのであろうと推察される。

つまり、僕は上位にランキングされているブログは、内容的に優れているから・・・と決め込んでしまっていたが、そうではないということである。そういう意味では、ランキングに拘るのはバカげていると言わざるを得ない。なぜなら、優れていようと、いまいと、内容があろうとなかろうと、ランキング上位にいくことは可能だからである。その根拠は、アクセスする者の程度の低さであり、程度の低い者がアクセスするような気になるブログは、当然程度の低いブログだからである。

しかし、ここで断っておきたいことは、程度が高く、内容も素晴らしいからランキング上位に位置しているというブログも中にはあるということである。この当たり、大衆のもつ不思議な選択力と言わざるを得ない。
これは丁度音楽に似ている。大衆が評価して売れた曲というのは、必ずしも音楽的に優れているとは限らないが、音楽的に優れているから大衆に受け入れられたという場合もあるということである。つまり、程度の低いはずの大衆が選択したものの中には、時々優れたものが存在するのである。